バイアグラの服用と持続勃起症の関係

バイアグラは、世界ではじめて誕生したED治療薬として知られています。そのメカニズムとしては、血管を収縮させるPDEとよばれる酵素の一種のはたらきを阻害することで、性器に血液を送り込む血管を拡張させ、海綿体を膨らませることによって、EDの症状が改善されるということになっています。これは、動脈硬化などの身体的な原因があってEDになっている場合と、性行為に対する自信のなさといった心理的な原因のみでEDになっている場合の、両方に効果が認められています。
しかしながら、バイアグラはこのように強力な作用をもっていることから、全身にわたるさまざまな部位にわたる副作用が生じることがあります。よく聞かれる副作用としては、頭痛、顔のほてり、めまい、吐き気、視覚の異常、腹痛などといったものです。こられは特に重症になることもなく、放置しておいたとしても、バイアグラの有効成分の効き目がなくなれば自然と治るものなのですが、服用した際の血圧の低下からくる現象と考えられています。
そのほかにも、持続勃起症とよばれる副作用が生じることもあるとされています。この持続勃起症というのは、海綿体から血液が引くことなく、そのままとどまってしまい、性器が何時間にもわたって硬いままという症状のことです。一見するとEDに悩む人にとっては都合がよさそうな症状ではありますが、何時間にもわたってというところに問題があり、その間に新鮮な酸素を含んだ新しい血液が性器の外から供給されなくなるため、最悪の場合は壊死してしまうようなことにもつながりかねません。こうした場合は病院に行き、血管の収縮にかかわる医薬品の注射などの適切な措置をしてもらう必要があります。ただし、持続勃起症のような副作用が生じる確率はごくわずかであり、何らかの持病がある人以外は心配ないものです。